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世界マーマレードアワード&フェスティバルとは?
ダルメインは、イギリス・湖水地方にある大邸宅。1675年より代々ヘーゼル家が受け継ぎ守ってきました。悠々と広がる草原に霧煙る湖、この地地方特有の荒削りでゴツゴツとした丘、そんな中に屋敷があります。
この館でマーマレードの腕を競う品評会が始まったのは2005年のこと。イギリス伝統のマーマレード作りを見直してほしい、という館の主人の思いが発端でした。当初の応募は少ないものでしたが、13年を経た現在は世界各国から3000本を超える応募が届くようになりました
現在の当主は12代目。右が大会を主催するジェーン・ヘーゼル・マコッシュさん。館に残る古い文献に載っているレシピを再現したマーマレードを商品化するなど、マーマレードを通じた文化交流やビジネス創生に取り組んでいます。
2月に行われる審査会の様子。薄暗い部屋で何本ものマーマレードを光にかざして審査します。審査員たちはボランティアでの参加で、それぞれマーマレードに対して熱い思いを持っている方々ばかりです。
大会にはイギリス国内以外に、スペイン、オーストラリア、日本、カナダなど、世界各国から作品が寄せられます。特に最近、日本からの出品が増え、柚子や橙など日本独特の柑橘を使った作品は審査員たちを魅了しているそうです。
3月に行われる表彰式には金賞を受賞した方々が招待されます。世界各国からマーマレード愛好家が集い、ダルメインの館はオレンジ色一色に染まります。2018年は愛媛県八幡浜市から大城市長(左)をはじめ市のスタッフも訪問し、2019年に開催される日本大会についてのプレゼンテーションも行われました。
表彰式が行われる時は、ペンリスの町でもいたるところでイベントなどが行われお祭り気分いっぱいです。